美月~大切なあなたへ~
あっというまに、もう一学期の終わり。
あっつい夏がやってきた。
中学校で初めての夏。
恋もしていなければ、勉強に打ち込んでいるわけでもない私は、つまらない夏休みを想像して、勝手に落ち込んでいる。
「~~~~っ!!
せっっっっま~~~~~~い!!!!」
!!!???
突如、みっちゃんの雄叫びが響き渡った。
今は体育の授業中。
夏なのでプールの授業。
普通、夏のプールの授業は、暑い中では天国だ。
入れない人も、日陰で休める良い時間。
だが、ウチの学校では、プールの授業こそ地獄なのだ。
「おい!!浜田!!
うるさいぞ!早く、記録報告しにこい!」
体育の山本先生(47)が、クロール50mを泳ぎ切り、プールサイドに上がった瞬間雄叫びを上げたみっちゃんに怒鳴る。
あっつい夏がやってきた。
中学校で初めての夏。
恋もしていなければ、勉強に打ち込んでいるわけでもない私は、つまらない夏休みを想像して、勝手に落ち込んでいる。
「~~~~っ!!
せっっっっま~~~~~~い!!!!」
!!!???
突如、みっちゃんの雄叫びが響き渡った。
今は体育の授業中。
夏なのでプールの授業。
普通、夏のプールの授業は、暑い中では天国だ。
入れない人も、日陰で休める良い時間。
だが、ウチの学校では、プールの授業こそ地獄なのだ。
「おい!!浜田!!
うるさいぞ!早く、記録報告しにこい!」
体育の山本先生(47)が、クロール50mを泳ぎ切り、プールサイドに上がった瞬間雄叫びを上げたみっちゃんに怒鳴る。