美月~大切なあなたへ~
そっからはもう、バカ男子の仕切りで進む……。

「1列になれ!!前の人の肩に手置いて回れ~~!!!」



バカ男子の指示で、キャーキャー言いながら、私達は流れるプールを作る。




すると……














バッシャーーー











『「キャーーー!!」』












あああ……日明先生が飛び込んだぁぁあぁあぁ!!??












日明先生が、流れるプールを作るためにプールの端を回っている私達の上を飛び越えて、プールの中心目掛けてダイブした。





……己はイルカか。









「龍心先生!!パスパース!!」





日明先生はプールの中心で、水面から手と顔を出して、プールサイドの龍心先生に呼び掛けた。






水から顔出したときの、髪かきあげる仕草とか、普通に反則っすよ、日明先生…。





心臓がヤバイことになってるし。










「行きますよ~」






ドボーン







龍心先生がプールサイドから、日明先生目掛けてなにかを投げた。









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