美月~大切なあなたへ~
「今日は、約束のご褒美をやる!!」




号令の後の日明先生の言葉に、教室が歓声に包まれた。



やったーーー!!!



ごほーびー♪♪





「ご褒美は…、2つ候補があるから、選べ!」



「え~~!!どっちもがいーです!!」



男子の言葉に私も頷く。



「無理♪
この1時間しか、ご褒美に使えないし、候補の2つは一時間必要だしね。」



クラスの皆が落胆の表情を浮かべた。




「そういう顔しなーい!!
じゃ、候補言うぞ。時間無いし。
1つ目・皆で運動!
2つ目・皆で実験!さぁどっち!!」





「『え~~!!!』」






大ブーイング♪♪






何かなぁ~…


モノじゃ無いのかぁ……。





「え~~じゃねぇ!!やってみれば楽しいもんだぞ!!
流れるプールも楽しかったろ?」




ゔ………


言われてみれば確かに…




「じゃー多数決!!決めろよ~、運動か実験か。」






どっちにしよう……








「美緒ち!!運動にしよ♪」


『え?なんで?』


「だって、日明先生の実験姿は、色んなの、いつでも見れるけど、運動はサッカー以外見れないじゃん!」


『言われてみれば……。
見たいかも…。』


「じゃ決定♪」




みっちゃんに丸め込まれた私は、運動に決定。

ちょっと、やられたぁって感じ。




「決まったかぁ?」













多数決の結果…







圧倒的多数で運動に決定♪






やった♪






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