美月~大切なあなたへ~
『みっちゃん!!荷物取りにいこ♪』
「はーい!もう、美緒ちってばテンション上がりすぎ♪」
私は早く職員室に行きたくてしょうがない!
龍心先生だーいすき♪
人生の先輩みたいな感じ♪
私が勝手に言ってるだけだけどね。
担当の学年が違う龍心先生との絡みは、授業以外ない。
だから、授業の龍心先生しか知らないんだけど、たまに話す、先生の過去とか、人生観とか、
スッゴク尊敬してる!
「『失礼しまーす』」
職員室には、龍心先生と日明先生がいた。
二人で、なにやら真剣に話している。
窓側の机の2人は、私達が入ってきた事に気付いていないらしい。
二人以外には、教務主任の先生と、沖田先生しかいない。
二人とも、自分の仕事に集中していた。
「……っ、テメェふざけんな!!
…テメェに何が分かるってんだよ……。」
突然、日明先生が、今まで見たこともない恐い顔で、龍心先生に掴みかかった。
龍心先生は、冷静な表情で日明先生を見つめている。
日明先生は、怒りを無理に押さえ付けているのか、ワナワナと震えている。
「……日明先生、生徒の前ですよ。
そうでなくても、ここは学校です。お気持ちは察しますが、わきまえてください。」
それまでパソコンの画面と向き合っていた沖田先生が、私達の肩に手を置いて言った。
見たことない日明先生の一面に怯えていた私達は、
沖田先生に触れられて、思わずビクッとしてしまった。
沖田先生の声も、今まで聞いたこともない、冷酷な何かを含むものだった。
「はーい!もう、美緒ちってばテンション上がりすぎ♪」
私は早く職員室に行きたくてしょうがない!
龍心先生だーいすき♪
人生の先輩みたいな感じ♪
私が勝手に言ってるだけだけどね。
担当の学年が違う龍心先生との絡みは、授業以外ない。
だから、授業の龍心先生しか知らないんだけど、たまに話す、先生の過去とか、人生観とか、
スッゴク尊敬してる!
「『失礼しまーす』」
職員室には、龍心先生と日明先生がいた。
二人で、なにやら真剣に話している。
窓側の机の2人は、私達が入ってきた事に気付いていないらしい。
二人以外には、教務主任の先生と、沖田先生しかいない。
二人とも、自分の仕事に集中していた。
「……っ、テメェふざけんな!!
…テメェに何が分かるってんだよ……。」
突然、日明先生が、今まで見たこともない恐い顔で、龍心先生に掴みかかった。
龍心先生は、冷静な表情で日明先生を見つめている。
日明先生は、怒りを無理に押さえ付けているのか、ワナワナと震えている。
「……日明先生、生徒の前ですよ。
そうでなくても、ここは学校です。お気持ちは察しますが、わきまえてください。」
それまでパソコンの画面と向き合っていた沖田先生が、私達の肩に手を置いて言った。
見たことない日明先生の一面に怯えていた私達は、
沖田先生に触れられて、思わずビクッとしてしまった。
沖田先生の声も、今まで聞いたこともない、冷酷な何かを含むものだった。