運命を。
深歩たちは、何も言い返せなくなったのか、着席した。

その時、少し見えた七葉の目は死んでいた。

…何か、あったのかなぁ?

そぅ言えば、あんまり七葉って自分のこと話さないよなぁ。

そこら辺、ちょっと困る。









…あの時の私は、七葉のことばかり考えてて、他のことに目を配ってなかった。

もし、気づいてれば、あんな哀しい親友の死は起こらなかったんだろうね…。

ねぇ、朱音。

見てる?

私は、ここだよ。

元気だよ。

ねぇ…。

返事して…。

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