『狂っていたのは、僕だった』〜くる僕〜
荒々しく、はぁと何回も息をもらす
「苦しかった?」
『はぁ、はぁ、、ぁ、、うう』
突然の出来事に驚愕して
言葉にならない声で悶えていた
兄さんの口からは
嫌らしく、白濁した僕の体液がながれる
「ちゃんと、全部飲まないと…」
いけない子だね
僕の声に応えられず
いっぱいいっぱい耐える姿が
僕にとっては最高の光景だった
「入るかなぁ…ここ、」
僕は兄さんのトコロに指をいれる
『んん…!!まって、、?!悠!やめろっ…!』
怖い?
怖いよね
僕も怖い
どんどん兄さんを好きになってしまうことが
兄さんが喜ぶ顔より
兄さんが苦しむ顔が見たいだなんて
「やめないし、逃げられないよ」
この絶望的状況に
さらに僕の言葉で突き刺す
苦しめて
苦しめて
苦しめて
そして、僕に命乞いをしてよ
なんでも従います
悠を愛しています
って、
そう言って
「さすがに狭いね」
僕は嫌がる兄さんのトコロに無理やりモノをいれた
『いっっ…!!!うぐぅ…痛っ…ぁぁ!!!』
やっと、繋がれた
僕でいっぱいになった
それが嬉しくて
激しくこの感情を入れ込んだ
『んっ…ん!いたぃ…いたっ…』
痛いとしか言わないから
言わせてやりたくなった
「気持ちいいの間違いでしょ?ほら、気持ちいいって言ってごらん?」
何も言えず、震える兄さん
「言わないと、ずっとこのままだよ?」
追い打ちをかけるように言った
『いやだ…っ』
まだ抵抗する気あったんだ
じゃあ、とばかりに僕は強く、激しく動かした
『ぁぁあ…っ!いやだ!痛いよ!悠、お願いだから…!』
その言葉が可愛かった
「だから、言えばいいんだよ?」
『気持ちいいっ…、気持ちいいっ…から!』
ほんと可愛くてたまらない
僕のおもちゃにした気分だった
「いきそう…兄さんのなかで」
もう拒む力もなかったのか
なにも返答はなかった
抜き出した時に
流れた様子が
僕に支配されてることを
確認させた
そのとき僕は気付かなかった