Love is forever(ラブ イズ フォーエバー)ー愛よ永遠にー
「でも、丁寧にお断りしてます。我が主は秋本優花女王様であり、変える気はありません。と伝えてるもん。3家の事も由緒正しい一族位は分かりますもん。」
「3家が咲にコンタクトをしてくるとはなんでた。」
「統一をしなくちゃいけなくなってきたわね。」
「こちらにいましたか姫さん。」
咲の寝室に入ってきたのは山城悠太でした。
「失礼します。大丈夫ですか?優花様。」
「あら。悠太。ここが分かったわね。」
「隊長の指示により来ました。悪な咲。友人が来ているのに迷惑をかけたわ。」
「別に良いよ。3人は部屋で待っているとはいえやる事は多いし。」
「そうだな。」
「2人ともそんなに仲良かったけ?」
「アホ咲きはライバルであり友人ですけど。」
「アホ悠太と共に強くなったんですが、悠太。その書類は?」
「隊長が咲に届けてこいと頼まれたんだか、大至急頼むとの事だそうだ。」
「そう。ありがとう。」
咲は書類を受け取ってすぐに確認をして眼鏡をかけて作業を始めました。
「咲。隊長は何の用事なの?」
「地下のトラブルと新たに入る人の事をまとめといてくれとの事なんで急いでやっちゃいます。」
「咲の作業場はここだっけ?」
「作業場と自宅用を一緒にしちゃってます。」
「しかし、その場で書類を作って印刷をしなくちゃいけないのに実際どうしてるんだ?」
「そちらに今、充電している小型のノートパソコンと充電機と電線とクリアファイルとメモリースティックを持ち歩いてます。印刷はここの印刷機に飛ばして印刷して、ここから持って行てます。このパソコンと小型のノートパソコンは連動で印刷出来るようにしてあるんです。」
「しかし、中身見られるんじゃ無いの?」
「気配があれば畳んじゃいます。待受は一様見て恥ずかしいものにしてある。電源をつければパスワードを入れなければいけない仕組みにしてあるんです。」
「メモリースティックは?」
「学校の先生方が企画に協力をしてほしいって言われた時に使う程度ですね。」
「学校の企画?どんな事をするのか知りたいわ。教えてほしいわ。咲。教えて。ヴァンバイアたちにも楽しい事をやってあげたいわ。咲なら、できるわよね?女王命令です。ヴァンバイアたちの企画を考えて提出しなさい。本日中に提出しなさい。良いわね。」
咲は心の中でため息してから返事をしました。
咲は書類をやりながら電話のやり取りをしてました。
「咲はなんだか忙しくなってきてるな。」
「咲に余計な無茶ぶりをしてしまったわ。どうしましょう。ヴァンバイアたちの企画は無しって言わなくちゃ。」
「それは無理だな。咲は規律をきっちり守るからな。夜までに提出をするだろうな。」
「無しって言っても無理って事なの?」
「1回の企画でどんな楽しい事をしてやろうって考えているんだろうと思います。学校の学園祭では咲がでかけた物は大成功に納めているとの事ですか、咲は夜までに複数の提案書を提出してくれると思います。」
「なぜそこまで言い切れる?」
「咲は仕事で報告書を期限内に出しているんで問題は無いかと思います。」
「夜まで待ちましょう。」
咲は夜までにやらなけれいけない仕事とヴァンバイアたちの企画書を終わらせ、提出するところをして美麗、直樹、冬樹のところにだとりつきました。
「美麗、直樹、冬樹。待たせてしまってごめんね。」
「急な仕事が入ちゃったんでしょう?仕方がないわ。身長が高くて超かっこいい人が咲に渡してくれって言われて預かってたものなんだけど。」
「隊長か。預かり物は何?」
「はい。預かっている手紙だよ。」
美麗は咲に手紙を渡して、すぐに手紙の中身を読んですぐに3人を連れて出発をしました。
「今からとこに行くの?」
「急いで引越ししに行く。」
「すぐに下に降りるよ。」
「どうやって降りるんだ。ここからだどかなり距離があるんたけど。どうすれば良いの?」
「そこに滑り台から行く。そこにある段ボール使って降りてきて。私はバイクで降りるから。」
「この滑り台なんかかなり磨きがかがっているんだけど。」
「ヴァンバイアたちは暮らしている人たちないで店をやる人もおるけどほとんどが掃除を仕事とする人が多い。仕事は昼間中に済ませてくれてる。だから綺麗なんですよ。」
「さーきー。見つけだー。」
咲を見つけるなり叫びなから走ってきました。
「今まで何をしていたのよ。手紙も渡して、何時間かかっているのよ。」
「今、手紙を貰って読んだ。別の仕事をしていたから知らないんだよ。」
「仕事だぁ?報告書だけだろうが。」
「優花様の業務命令も有ったから時間がかかったんです。」
「業務命令があったの?」
「私の部屋に来て直接言われましたけど。姫様と彼方さんに聞けないなら、悠太に全て聞いてくれ。業務命令は聞いているから。」
「分かりましたわ。よく隊長は怒らないわね。」
「悠太が隊長に報告をしてくれてたんでしょう。」
「悠太くんか。姫様に気に入られている子ね。最年少でありながらよくやってると思うよ。」
「悠太は私の友人であり、ライバルであり、小さいときから学んできたんです。」
「その強さはライバルのおかげだと言うのか?」
「いつまでも弱いままじゃダメな事くらい分かってますか。もう出発しますね。」
「私も乗せて。」
「早く乗りな。3人は準備は良いわね?」
「おう。いつでも良いよ。」
「出発。」
5人は急いで下に降りるとベイオルフたちと美麗、直樹、冬樹の両親がいました。
「遅くなりました。」
「咲。お疲れ。確認は大丈夫か?」
「はい。分かりやすい手紙と地図を下さった事に感謝します。」
「咲の仕事は分かってますか?美麗ちゃんの手伝いをする事を分かってる?」
「ええ。手紙にきっちり書かれてましたので、その指示に従うまでです。」
「咲。ごめんね。手伝わせてしまって。」
「気にしなーい気にしなーい。幼馴染みの手伝いは当たり前だし。早く出発しましょう。早くしないと人間火だるまになる前に。」
「では出発をしましょう。」
「はい。」
みんなで美麗、直樹、冬樹の引越しを日の出る前に引越しを終わらせました。
「朝日がでる前に地上の引越しが終わって良かったよ。」
「キリギリだ。こっちの引越しだな。美麗、直樹、冬樹の部屋の事は頼んでいいか?」
「3人の机とかタンス系の重いを運ぶのをお願いしていたんだけど良いですか?」
「それだけは分かりました。台車に乗せられる物はのせて行ってください。」
「わかりました。3人とも乗りきれないもは私のバイクにいくつか乗せて良いよ。」
「ありがとう。」
「咲。今日の朝食と昼食の分を持って行こうか?」
「4人分のをお願いしても良いですか?」
「わかりました。そちらの3人は人間ですか?」
「そうよ。人間だけど事情で今、私の近くにいるの。」
「ほー。血を吸われないように気を付けてね。」
「咲。どういう事なの?」
「一部だけど牙を抜いてないのがいる。私はなれているからいいけど、初めてくる人は注意を払わないと危ないって事よ。」
「さーきー。血を吸わせてー。」
咲に向かって牙をむき出しで襲ってきた。
咲の体を抱きつき右の首を狙って噛みつこうとするが咲は涼しそうに右手で回避してました。
「咲。今日と言う今日は血を吸わせてもらうわよ。」
「今日と言う今日はないよ。私に勝とうという気持ちは良いが、もっと別のやりかたでかかってきなさい。」
「クソ。覚えてな。」
そう言って立ち去りました。
「美麗、直樹、冬樹。こういう事があるのよ。だから、こっちに来る時は私やベイオルフたちに声をかけてね。」
「分かったよ。」
「私の携帯の番号は分かる?」
「わかるよ。」
「私にメールや電話をしてくればすぐに向かうからさ。」
「本当?」
「1人暮らしができるようにサポートはするよ。1人暮らしができるようにならさないとな。」
「ありがとう。」
「3人は1人暮らしができるようになるんでしょうか?」
「大丈夫です。咲がいますんで。咲は1人で生きていけるように苦労した分3人に合わせて教えていくから大丈夫です。咲は小さい時から1人暮らしして来たからな。」
「隊長。それ以上話さないといてください。恥ずかしいじゃないないですか。」
「良いじゃないか。1人暮らしが長い咲にいろいろと頼める事が多くて助かってるって自慢だよ。」
「プレッシャーをかけないでくださいよー。初めて人に教えるんだから、上手に教えられるか不安になるじゃない。」
「教えるのは初めてだっけ?」
「基本的に教える事はない。学校だって、孤立する事が多かったから教える自信が無いんだよね。。」
「大丈夫だよ。咲は今までどうりに接すれば大丈夫だよ。いつもの事をいつもとうりにやれば良いよ。」
「やってみます。3人とも行こうか。」
「うん。」
咲たち4人は引越しを終わらせました。
「やっと終わったね。これから1人暮らしだと思うと、ワクワクと不安が折り重なる感じだな。」
「1人暮らしするくらいでわーわー。騒がない。」
「咲は1人暮らしが長いけど、私たちは初めてだから緊張するの。」
「家族でお祝いをして貰ったのは6つまでだし。それ以降は1人でなんでもやってきたし祝ってもらいかたが変わったんだ。1人で全て苦しんで辛い経験をしてきた。家族に会いたければ会いに行けば良い。しかし、私は会いたくても会えないのが現実。」
「咲。働けるようにしてほしい。」
「1人暮らしと学校の方で慣らしてからね。どんな仕事したいか考えておいて。」
「咲は今の仕事をしていて楽しい?」
「楽しい…か…かむしゃらに生きていて苦労と辛さをしてきたからねー。今は楽しさと幸せだね。でもこの先に戦いが起きるか分からないからない。早く1人暮らしができるように料理を教えようか?」
「料理をか?」
「ええ。料理は出来るの?」
「いや、あまりできない、得意じゃない。」
「それはそれは教えてあげる。他に教えてほしいことはある?」
「料理以外は教えてもらっていたからできるが、料理は教えてくれるのか?」
「秘密。…テーブルと椅子の足にシールを張っとくように。」
「お、おう。…咲。なんだか、急いでいるように見えるかなんでだ?」
「さっき戦いが起きるかもしれぬと言ったが、外国にもヴァンバイア王国が3つある。3つとも名を知れたヴァンバイア王が来るから来たら、私の指示に従い隠れてて。3人もヴァンバイアにされるかその場で殺されるよ。生きたかったら、生きる術を身に付けて。」
「それってかなり危険な事なの?」
「もちろん。外国のヴァンバイアにされて、その配下に着かされ二度と家族にも会えなくなる。あるいはその場で殺される。両方嫌なら地上で暮らすかここで暮らすかの選択もできるし、ここで暮らすなら、生きる術を学んでいきなさい。」
「俺、咲と同じ道を歩みたい。例え危険だとしても咲と同じ道を歩む。歩ませてくれ。咲。」
「そうそう。咲1人でやるのは無いでしょう。私たち3人は咲と一緒にやらせてもらうよ。良いよね?咲。」
「私は反対だね。」
「なんで?なんで反対なの?」
「ヴァンバイアは人間より身体能力が格段と上がってる。力は岩を砕く、ジャンプは何百メードルも飛ぶ。恐ろしくなるんだ。私はヴァンバイアと同等の戦いをしてきたけど、ヴァンバイアと同等に戦えるようになるのはほぼ0だ。」
「咲はなんで互角に戦えるの?」
「7つの時からヴァンバイアと戦えるように汗に血に涙を流しててもトレーニングをしてきたし、勉強だってしてきた。全て生きる術を身に付けてきたんだ。死ぬ事は怖くはない。」
「なぜ死を恐れない?」
「死ぬイコール恐怖が起きる。即ち戦いから逃げると言う事になる。人間関係が怖くなり逃げ出して付き合いが出来なくなるって言うのと同じなる。」
「咲は特別扱いでずるい。」
「私は特別でもない。みんなはゲーセンやカラオケや、ボウリングとかでも楽しんでいるけど、私は行った事がないしこの仕事していたから、人生は大損してるわ。みんなは楽しめる時に楽しみなさい。それが人生は長いんだから。」
「咲…。自分の人生が短いような言いくさね。」
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