Way to happiness
会社に着くと窓に明り…
え…誰かいる?まだ残業?
あの部屋は…会議室?
どうしよう…
でも、他に行くとこなんて…
そっとドアを開けて会社に入る…
会議室のドアが開いている
覗くと神野が一人、PCに向かってる
「お疲れ…様…です…」
「わ!!!びっくりしたぁ!
え?一ノ瀬さん?どうしたんですか?こんな時間に…
忘れ物?・・・ぁ…」
「ちょっと忘れ物を「なんかありました?涙の跡…」
紗都を見つめながら近づくと、紗都の頬を指でたどる
「やっ…」
顔を背けるが、離れるほどの体力も残ってない
「ふっ…今すごく抱きしめたいけど…
今の一ノ瀬さん、抱きしめたら壊れそうだから…」
もう…いいかげんにしろ…
どうにでもなれと言わんばかりにまくしたてる
「そういう事言ってからかうの、やめてって言いましたよね。
あ~、からかってないんでしたっけ。冗談でもないんですよね。
じゃあ、私の幸せを壊して苦しむ顔でも見たいんですか?
貴方の気持ちに答えて一家離散したら、気が済みますか?
私、貴方に何か恨まれるような事しました?
おばさんを勘違いさせて恋に溺れる姿を見るのが好きとか?
家庭が崩壊しても貴方とは恋に落ちないし
口説いてるつもりなら、もっと勉強してからにしたらどうですか。」
神野を睨む紗都を柔らかい笑顔で見つめる
「…俺はただ…一ノ瀬さんが好きなだけですよ。きっと、これから
もっともっと好きになる。
一ノ瀬さんの幸せを望んでいますよ。
俺がこの手で幸せにしてあげられたら一番いいんでしょうけど、
一ノ瀬さんがそれを望んでいないなら
俺は無理に進める訳にはいかない。
でも、諦めるかどうかは、俺の気持ちじゃないですか?」
幸せに…してあげる?
幸せって誰かにどうにかしてもらうものだっけ?
正解なんてないんだろうけど…
あぁ…この人と私、根底が違うんだ…
「ねぇ…私の幸せって貴方が決めるの?」
・・・・・・・
「私…神野さん嫌いじゃないです。
こんなおばさんを女として見てくれて
精いっぱい口説いてくれて…
この短期間でいっぱい考えさせられた。
感謝するべきよね。
ありがとう…
でも…私は幸せにしてもらう人生なんて望んでないの。
一緒に幸せになれる人がいい…
二人力合わせて幸せになりたいと思える人がいい。
振り返ったら、あ、私、幸せだなって思えるのがいい。
私…貴方と出会ってすごく大事な事に気付いた気がする。
だから、ありがとう。
できれば、最後までアシスタントしたいけど、
気まずかったら外してください。
所長に言えば大丈夫です。
私…忘れ物したので帰りますね。失くすと困るから…」
一礼すると、会議室を出る…
どんどん早歩きになる…
気づけば走って…走って…
earthの前にいた
え…誰かいる?まだ残業?
あの部屋は…会議室?
どうしよう…
でも、他に行くとこなんて…
そっとドアを開けて会社に入る…
会議室のドアが開いている
覗くと神野が一人、PCに向かってる
「お疲れ…様…です…」
「わ!!!びっくりしたぁ!
え?一ノ瀬さん?どうしたんですか?こんな時間に…
忘れ物?・・・ぁ…」
「ちょっと忘れ物を「なんかありました?涙の跡…」
紗都を見つめながら近づくと、紗都の頬を指でたどる
「やっ…」
顔を背けるが、離れるほどの体力も残ってない
「ふっ…今すごく抱きしめたいけど…
今の一ノ瀬さん、抱きしめたら壊れそうだから…」
もう…いいかげんにしろ…
どうにでもなれと言わんばかりにまくしたてる
「そういう事言ってからかうの、やめてって言いましたよね。
あ~、からかってないんでしたっけ。冗談でもないんですよね。
じゃあ、私の幸せを壊して苦しむ顔でも見たいんですか?
貴方の気持ちに答えて一家離散したら、気が済みますか?
私、貴方に何か恨まれるような事しました?
おばさんを勘違いさせて恋に溺れる姿を見るのが好きとか?
家庭が崩壊しても貴方とは恋に落ちないし
口説いてるつもりなら、もっと勉強してからにしたらどうですか。」
神野を睨む紗都を柔らかい笑顔で見つめる
「…俺はただ…一ノ瀬さんが好きなだけですよ。きっと、これから
もっともっと好きになる。
一ノ瀬さんの幸せを望んでいますよ。
俺がこの手で幸せにしてあげられたら一番いいんでしょうけど、
一ノ瀬さんがそれを望んでいないなら
俺は無理に進める訳にはいかない。
でも、諦めるかどうかは、俺の気持ちじゃないですか?」
幸せに…してあげる?
幸せって誰かにどうにかしてもらうものだっけ?
正解なんてないんだろうけど…
あぁ…この人と私、根底が違うんだ…
「ねぇ…私の幸せって貴方が決めるの?」
・・・・・・・
「私…神野さん嫌いじゃないです。
こんなおばさんを女として見てくれて
精いっぱい口説いてくれて…
この短期間でいっぱい考えさせられた。
感謝するべきよね。
ありがとう…
でも…私は幸せにしてもらう人生なんて望んでないの。
一緒に幸せになれる人がいい…
二人力合わせて幸せになりたいと思える人がいい。
振り返ったら、あ、私、幸せだなって思えるのがいい。
私…貴方と出会ってすごく大事な事に気付いた気がする。
だから、ありがとう。
できれば、最後までアシスタントしたいけど、
気まずかったら外してください。
所長に言えば大丈夫です。
私…忘れ物したので帰りますね。失くすと困るから…」
一礼すると、会議室を出る…
どんどん早歩きになる…
気づけば走って…走って…
earthの前にいた