さよならなんて言わせない
高校デビュー゜:。* ゜.
______爽やかな朝の風を肌に感じながら私は目覚めた……



「……ん!?なんで窓開いてんの!?」




「おはよー、萌伽」



「おはよ……ってなんでいんの!?」



「起きないから、起こしに来たの」



「黙って!今すぐ出てってよお兄ちゃん!」



「なんでだよー(・ε・` )」



「着替えてたらどうすんの!?ほんっとこのシスコンが!!」




「はいはい┐(´∀`)┌」




「そんな顔するなー!!!!」




______新しい制服、新しいと期待と不安を胸に私、伊藤萌伽は高校デビューをするべく同じ中学校だった同級生が居ないこの《光里高等学園》に本日入学致します…!!





______


「おはよう、お兄ちゃん」


この明らかに不機嫌なのは私のお兄ちゃん、伊藤聖伽(いとう こうが)

「おはよう…さっき言ったけど」




「あれはうざいから。ノックしてっていつも言ってんじゃん」

いつも通りの朝、このやり取りも何回した事か

「だって起きて来ないからじゃん、萌伽が。今日なんて特に」




「あ、もうすぐ時間だ、行かなきゃ」




「またそうやって逃げるんだから…(´Д`)」



これもまたいつもパターン
都合が悪い事は聞かない主義なのでね、笑





「いってきまーす!」




______これからどんな学校生活が始まるのか期待でいっぱいだった。
また中学のときみたいにならなきゃいいけど…。
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