君が好き。
「大丈夫だよ広瀬くん。もう保健室に着いたからね」
永遠は優しく俺に笑いかけてくれる
「……永遠」
「ん?」
「アイツと…仲いいの?」
「アイツ?」
堪え切れなくなった嫉妬が疑問とともに口から飛び出した
「…さっきのヤツ」
「さっきの……ああ!浩輔くん!」
永遠の顔がパッと明るくなった
「そうだね、委員会が一緒だし…席も近いから喋ることは結構あるよ」
「……ろよ」
「え?」
「アイツの事、名前で呼ぶのやめろよ」
「え…」
なんで
とでも言いたげなその顔
好きだから
嫉妬したからに決まってんだろ?