君が好き。

「大丈夫だよ広瀬くん。もう保健室に着いたからね」




永遠は優しく俺に笑いかけてくれる

「……永遠」


「ん?」


「アイツと…仲いいの?」


「アイツ?」



堪え切れなくなった嫉妬が疑問とともに口から飛び出した



「…さっきのヤツ」



「さっきの……ああ!浩輔くん!」


永遠の顔がパッと明るくなった




「そうだね、委員会が一緒だし…席も近いから喋ることは結構あるよ」


「……ろよ」


「え?」


「アイツの事、名前で呼ぶのやめろよ」


「え…」



なんで


とでも言いたげなその顔







好きだから



嫉妬したからに決まってんだろ?










< 18 / 35 >

この作品をシェア

pagetop