たいせつなもの


ガラッ


「蓮〜持ってきたよ〜!」


そういって先生に渡したのは追加の点滴。


「おう、さんきゅ。


颯斗今日当直?」



「そうだけど、どうかした?」


「俺今日もう上がりだからさ、結衣に何かあったら頼むな。」



先生もう上がりなんだね。



「では改めて、結衣ちゃん。


蓮と同じ呼吸器科の神城 颯斗(シンジョウ ハルト)です!

よろしくね♪
蓮とは同期で、仲良しだよ。

何かあったらすぐいってね?」


神城先生か…

ここに来て、あんまり蓮先生以外の先生や看護師と深く接してこなかったからなんだか変な感じがする。


「あ、はい。神城先生、よろしくお願いします。」



「結衣ちゃん堅いね〜笑

颯斗先生って呼んでくれていいからね!」



「はい…。颯斗先生。」


そんなこんなで話してる間に点滴変えられてて、じゃあな、といって先生は出ていった。


今日寝て明日熱がなかったら今回は帰してもらえるみたいだ。
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