たいせつなもの
─朝─
「よし、無事に熱も下がりました!
よかったね。
昨日考えたんだけど、マネージャー続けていいよ。」
「え!?ほんと!?
よかったー!」
絶対ダメだっていうと思ったからほんと嬉しい。
「ただし!
体調悪い日は絶対無理しないこと。
なるべく体に負担かけないように手伝って貰うこと。
発作が起きそうだったり起きたら絶対先生の所来ること!
それ守んなかったらマネージャー続けさせてあげられないからね。
わかった?」
「わかった!約束します。
蓮先生朝早くから来てくれてありがとう。」
蓮先生は私が朝から学校に行けるように早く来てくれた。
「いえいえ。
しっかり守ってくださいねー?笑」
ニヤッと笑った顔にはいつものバカにした感じと、心配そうな表情が残っていた。
「頑張ります…笑」
そうして晴れた心で学校に向かう。
今日の日みたいな快晴の心で。