禁断ノ恋


「__咲華(さきか)。紅城咲華。お前は花が咲いたように笑って…とても華やかだから…かな。いい名前だろ?」

「紅城…咲華__…」



''人間''につけられた名前。


''咲華''と呼ばれる度に、さっきまで凍りついたように冷たかった心は、じんわりと温かくなっていった。
< 33 / 72 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop