禁断ノ恋


「もしかしたらアイツ…人間の男に堕ちちまったんじゃねーの?」

「人間の男…堕ちる__…」



ドクン…ドクン…と、紅蓮の心臓が嫌な音を出す。



「もし…紅蘭が堕ちてしまったのであれば__あなたが、あの子を殺しなさい」

「殺す…!⁉︎」

「そーいう決まりだろうが。妖怪たちを裏切った者は__誰でも許しはしない。裏切った代償は、汝の命…ってな」

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