禁断ノ恋

「…亮介…?」



紅蘭は恐る恐る聞いた。


すると亮介は、はっ…としたような顔をし、紅蘭の方に体を向けた。



「あ…えと……さ、咲華の妖怪の姿…もう一度見てみたいな…って」

「えぇっ⁉︎」「しーっ‼︎」



夜の静かな街に、紅蘭の声が響く。
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