パパは女好き
次の日の朝
私は、豊と夢ちゃん
そして、柳沢さんと一緒に登校した
「酷いよ、豊……
俺、夢ちゃんと一緒に寝られなかったから
一睡もできなかったぁ……」
「知らねぇよ」
「知らねぇじゃないよ
ね?夢ちゃん」
「おい!気安く夢に触んな!」
「なんだよ、自分は夢ちゃん抱っこしてるくせにさー」
「俺は、夢のお父さんだからいいんだよ!!」
「はいはい。それ聞き飽きた」
「じゃあ、言わせんじゃねぇよ!!」
し、幸せぇ〜〜////
ま、まさか柳沢と一緒に登校まで出来るなんてぇ〜////!!!
『見てみて!!
ヤバいよ、あの組み合わせ////!!』
『ホントだ////!!
生徒会長の柳沢さんに、女好きの三国 豊
二人ともイケメンだから
あの組み合わせはヤバい////!!』
『朝から、イケメン二人を見れるなんて……っ////!!!
今日すごい良い日かも!!』
豊と柳沢さんを見た女子たちは、うっとりとした顔で二人を見ていた
分かる!!
わかるよ……っ////!!
あの二人は、輝いてるもんね!!
目の保養になるよね!!
「おい、お前早く自分の教室行けよ!」
「えぇ〜、夢ちゃんと離れたくな〜い」
「だーかーらっ!!夢に触んな!!」
「えっ?夢ちゃん、俺の教室に行きたいって?
仕方ないな〜」
「おい!!夢を連れ去るんじゃねぇよ!!」
柳沢さんは、夢ちゃんに夢中らしくて……
夢ちゃんを豊から奪うと、夢ちゃんを連れて自分の教室に歩いて行った
豊は、そんな柳沢さんを見て
夢ちゃんを奪い返そうと柳沢さんと言い争いをしていた
な、なんか………
夢ちゃん、ズルい!!
二人のイケメンに取り合いにされるなんて……っ////!!!
はあ〜////
でも…………
夢ちゃんを抱っこしている柳沢さん……
すっごい素敵……っ////♡
「もう!二人とも喧嘩しないでよ!!」
私は、豊と柳沢さんの間に入って二人の喧嘩を止めた
このままだと夢ちゃんが泣き出しそうだったからだ
『…………っ…』
私は、このとき知らなかった……
物凄く怖い顔で私を睨んでいる人の存在に………