パパは女好き
「豊。夢ちゃん渡して」
「あ…、ああ」
俺は、聖司の気迫に少しビビり
何も考えず夢を聖司に渡してしまった
「夢ちゃんを巻き込むな、クズども」
聖司はそう吐き捨てるように言うと……
夢の可愛い額にキスしやがった
俺は、夢を取り返そうと聖司の元に行こうとしたが男が俺の前に立ちはだかり
聖司はそんな俺を見てニヤリと笑うと夢を抱き
そのまま帰って行った
「聖司ー!!!
戻ってこーい!!!」
いくら呼んでも、アイツは戻ってこなかった
ふざけんなよ、あの野郎……
大事な大事な夢にキス……しかも、誘拐しやがって……っ!!!
許さん!マジ許さん!!