silver wattle.゚・*.
「…やっぱり可愛いな〜♪」
お金持ちでもないあたしには1000円は少し高かったけどやっぱり買ってよかった。
そう思い、足を気にしつつもみんなの向かった方向へ歩き始める。
どんっ!
「すみません!」
人がドンドン増えてきて、あたしはただでさえちっちゃくて前が見えない。
そのため、前にいる人に何度もぶつかってしまう。
「…なあ嬢ちゃん。」
前にいたおじさんがくるっと振り返る。
「君いくつ?親は?」
そう言ってあたしの腕を掴む。
おじさんはにこにこしていてその笑顔が怖かった。