silver wattle.゚・*.
「…あのぉ、お二人さんって年の差カップル?」
さっきまで倒れていたおじさんは知らないうちに起き上がり、抱き合ってるあたし達をじーっと見ていた。
「「カップル!?」」
あたし達はぱっと離れ、頬が赤く染まる。
「ん?いや、兄妹か?妹思いはいい事だが親切なおじさんを蹴飛ばすとは酷いなー。」
「「へ?」」
おじさんは本当にあたしが小さい子供だと思い、親を探してあげるつもりだったんだとか。
「じゃあさっきケータイ取ろうとしたのは?」
「ケータイ落として親御さんと連絡取れなくなったらダメだろ?だから、カバンにしまってやろうとしたんだが…。そんな怖い思いさせてたとはねー。ごめんね。」
とおじさんは申し訳なさそうに言っていた。
「「すみませんでした!!」」
あたしとサク君はおじさんと別れ、千代ちゃんと泉舞君と合流することになった。