silver wattle.゚・*.
「って、苺花その足…。」
鼻緒が切れてしまって裸足で歩いていたため、足は土だらけで、そして、痛々しい。
「それで苺花迷子なったのか…。気づいてやれなくてごめんな。」
そう言ったサク君は腰を下ろし、あたしに背中を向けた。
「…?」
突然しゃがみ込んでどうしたんだろ?
「あ!もしかして、サク君も足痛いの?!」
「違うわ!おんぶするから乗れって言ってんの!こんな時までボケなくていいわ!!」
サク君は恥ずかしそうに、でも、少し笑って言った。
そしてひょいっと軽々とあたしをおんぶし、歩き始める。
「…ちょっ、サク君!?」
「はいはい。お嬢さんは黙っておぶられてな^^」
サク君は意地悪そうにそう言った。