silver wattle.゚・*.
恋する辛さ~トリトマ~
「あれ?ネックレス上手くつけれねー。」
サク君がネックレスを付けてるのをあまり見たことがない。
その為か付けるのに時間がかかっていた。
「サク君、付けてあげるから後ろ向いて。」
そう言ってネックレスを受け取る。
付けようとするとチェーンが少し壊れていることに気がついた。
「これじゃ着けれねーな。まあお守りって事で大事にするか!」
そう言ってネックレスをポケットにしまった。
「ところで苺花…。その足痛いんじゃないか?」
あたしはかなり長い間足が痛かったためか痛いのに慣れてしまい、少し忘れかけていた。
「それなら私ハンカチと絆創膏持ってるわよ。」
千代ちゃんはそう言って鞄に手を入れる。
「あったあった。…!」
鞄からハンカチと絆創膏を取り出した千代ちゃんは人混みの方を見て手を止めた。