silver wattle.゚・*.
「…海行くぞ。」
玄関へ向かうとそこには泉舞君がいた。
「そう嫌そうな顔するな。」
「いや、でも、あたし海は…。」
海にはサク君と千代ちゃんがいる…。
「…なんだ。やっと2人の本当の気持ちに気がついたか。」
「え、やっとって…。」
あたしがそう言うと泉舞君はニヤッと笑って言った。
「苺花さんの思ってるようなことは何も起きてないですよ?」
あたしが思ってること?
「こういっても苺花には分からないか。あの2人、何年いっしょにいたとおもってるんだ?そんな簡単に関係は変えられないよ。」
「え、でも昨日…!」
「心配すんな。あの後は皆何事も無かったように解散したから。」
泉舞君の話によるとあの後サク君は同じクラスの男子達に連れ去られ、泉舞君と千代ちゃんは迎えの車が来たからその場で解散という事になったらしい。