silver wattle.゚・*.
第3章
幼馴染み~ツルニチソウ~
あの後、泉舞君はあたしが泣き止むまでずっと側にいてくれた。
それから、2人とどんな顔をして会えばいいのか、2人は付き合ってしまうのか…。
もういっぱいいっぱいで…。
「お前は具合が悪いってことにしておくからもう帰れ。」
泉舞君のその言葉に救われた。
『もしもし、苺花?』
あの後あたしは本当に体調を崩してしまい、8日がたった。
心配をした千代ちゃんから電話がかかってきていた。
『体調はもういいの?心配したんだから…。』
「…心配かけてごめんね?もう大丈夫だよ!」
『それならいいんだけど…。私今日の午後帰るから帰ったらいろいろ話したいから少し会いましょう?』
「いいよ〜。それじゃあまたね!」
そう言って電話を切った。
いろいろってきっとサク君の事だよね…。
つきあっちゃったのかな…。
そう考えると胸がズキズキといたんだ。