silver wattle.゚・*.
「…それってどこの高校?ここから遠いの?」
「遠くはないけど、相当勉強しないと入れない学校、かな。」
私はこの人と…秋弥と離れたくない!
「秋弥、その高校の名前は?!」
「名前は…。」
「お父さん!私、聖花学院を受験したいです!」
突然、難易度の高い高校に行くなんて娘が言うものだからお父さんは目をまん丸にしている。
「…千代子。上を目指すのはいい事だが大丈夫か?」
「絶対に受かります。だから受験させてください。」
「…そうか。頑張りなさい。」
お父さんはそう言って肩にぽんと手を置いた。
お父さんがこんなに優しくしてくれるのも全部秋弥のおかげ。
絶対合格するんだから…!