silver wattle.゚・*.
「なぁ、千代。聖花学院入りたいってまぢ?」
学校へ行くと、サクが不思議そうな顔で近づいてきた。
「そうよ。サクとは中学までしか一緒になれないかもしれないわね。」
「そんなことねーよ!俺だって頑張れば聖花学院なら入れるよ!!」
サクはそう言ってムキになって勉強を始めた。
何もそんなにムキにならなくても…。
でも、小さいころから変わらず、ムキになってまで私のあとを追いかけて来てくれることが嬉しかった。
私も勉強頑張らなきゃな…。
「千代子ちゃん、勉強頑張ってるみたいだね。感心関心♪」
家に帰って勉強をしてると、いつの間にか秋弥の来る時間となっていた。
秋弥が来るまでははかどっていた勉強は、秋弥が来ることによって手が止まる。
「千代子ちゃんが合格したらしっかりお祝いしてあげなきゃね^^」
そう言って秋弥は私を子供扱いする。
前から薄々思っていたけれど私は秋弥にとって何なのだろう。
子供でしかないのかな…。
そう思うと胸が痛んだ。