silver wattle.゚・*.
「私ってやっぱり子供でしかないのかな…。」
その日の夜、唯一の相談者サクに電話をした。
『突然何の話?』
「私って秋弥…先生からしたら子供でしかないのかな…。」
私がそう言うと珍しくサクが黙る。
「サク…?」
『…もしかして千代って先生のこと好きなの?』
「あれ?…言ってなかったっけ?」
『うん。そっか…。先生が好きだったんだ…。』
今日のサクは調子でも悪いのか、またもや沈黙が流れる。
そして、少し黙ったかと思うと、
『…先生からしたら俺らなんて子供だよ、きっと。だって先生って26なんだろ?それだったら同い年の男子好きになった方が可能性あると思う。』
と言い放った。
サクなら私の欲しい言葉をくれると勝手に思っていた。
でも、サクの言葉でより一層現実を見せられた気がした。
「…そーだよね。普通そう言うよね。今日はもう寝るわ。おやすみ。」
私はそう言って一方的に電話を切った。