silver wattle.゚・*.
次の朝、目を覚ますと昨日のサクの言葉を思い出した。
『先生からしたら俺らなんて子供だよ。』
そんなのサクに言われなくても分かってる。
分かってるのに胸が痛くなっていくばかりだ。
「お嬢様、おはようございます。シュウさんがいらっしゃいました。」
「え、サクが?」
こんな朝からなんだろう…。
「よ、よお。」
玄関へ向かうと気まずそうにサクが立っていた。
「おはよう。こんな朝早くにどうしたの?」
「昨日悪いことしたから謝ろうと思って…。」
サクはそう言って俯く。
これだからサクは恨めない。
「昨日ちょっといろいろあって気がたってたんだよ。その、ごめんな?」
そう言ったサクはまるで弱ったわんこみたい。
「ふふっ。そんなのもういいわよ。それより急いで学校行く準備するからあがって待ってて。」
そう言って私は急いで準備をした。