silver wattle.゚・*.
「サクがちゃんと花火買ってきてれば良かったものを…。」
私はぐーを出して、一発負けした。
そもそもサクが忘れたんだから、サクが買いに行けばいいのに。
と思いながら、財布を取り出そうとカバンの中をガサゴソ探していると
「千代!俺も行くよ!!」
と、サクがわんこのように後ろにたっていた。
「忘れたのサクだし、あんた一人で行けばいいじゃない?」
私がこう言えば、しょぼんとして1人でとぼとぼ歩いていくかなとか思っていたのに
「それだと意味無いんだよ!」
なんて声を張り上げて言うもんだから、少々調子が狂う。
「サク意味わかんなーい。」
私が嫌そうにそう言うと
「千代行くぞ!!」
とまたいつものうるさいサクに戻った。
「サクうるさい。行くよ。」
サクと並んだ時、なんだか苺花の悲しそうな視線を感じた。
「………?」