二重人格シンデレラ
「私は..私も泣きました。自分で刺しといてって思うかもしれませんけど。」
「そんなこと、思うわけないだろう。」
「え...」
「俺を刺した時..飲み物を取りに行った時からか。瞳の色が違っただろう?」
「何でそれに..」
「さあな。よく分からなかったが、あれはシンデレラじゃない気がしたんだ。」
「...」
「それで刺された時に思い出した。隣国の暗殺者・サンドリヨンの名を。」
「そう、ですか。」
「...シンデレラがサンドリヨンなのか?」
もう言っても良いよね
隠している必要なんてもうないんだから
「そうです。私はサンドリヨンです、と言いたいところですが..___」