二重人格シンデレラ

「誰か呼ばなきゃ...っ!」


そう立ち上がったシンデレラを俺は引き留めた


「ウィル様っ!?」

「..誰も呼ぶな。」

「でも...!」

「一緒にいて欲しい。最期くらい独り占めさせてくれ。」

「独り占めなんて生きてればいつでもできます!だから、最期なんて言わないで...」


泣きそうなシンデレラを見ていたくなくて

でも愛しくて、シンデレラを抱き寄せた


「ホント暗殺者なんて向いてないな。」

「それは...っ!」


俺はシンデレラの首筋にキスをした

俺のものって印をつけるため


「ウィ..ル.さ..!」


"ウィル様"

そう呼ぼうとしてたから

少し意地悪がしたくなって


「呼び捨てで呼んで。呼ばないと離さない。」


と言ってみた

一瞬困ってそれでも必死に呼び捨てで呼んだシンデレラが可愛くて

"もう1回"と言った


「ウィル...っ!」

「よく出来ました。」


そう笑ってシンデレラと唇を重ねる

長いキスで顔が真っ赤になっている

シンデレラが可愛かったからもっとしたかったけどもう身体がもたなそうだった


「もう限界だな...」

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