二重人格シンデレラ
「ウィル!/ウィル王子!」
二人に名前を呼ばれ1人に偽物の心配をされもう1人に本気で心配された
本気で心配してくれるリュミが愛しくて抱き締めてしまった
そろそろいらっしゃるな..
俺は"仲がよろしいこと"と仮面の笑顔で言う女にリュミから離れるとこう言った
「もういいか?セシル=アルベール。」
「な...」
まさか本名を知られているとは思わなかっただろう
そして...
「リュミ!」
やっと来たようだ
隣国の王妃、そしてリュミの産みの親・レベッカ=グランジェ様だ
リュミはレベッカ様のことを祖国の王妃、という風にしか感じていないようで
リュミの言葉にレベッカ様が言葉を失っていた
記憶を消した張本人、セシルに鼻で笑われ手を振り上げたところを
隣国の第1王子でリュミの双子の兄のリュカが止めた
ちなみに同い年だ
そして無事に自己紹介を済ませ本題に入る
リュミはレベッカ様達との関係を
知りたがったのでみんなが知っていること、したことを話すと一応理解したようだった
その後はサンドリヨンの話をしたサンドリヨンがセシルの実子だと判明した
レベッカ様はセシルに頼みリュミの記憶を戻してもらっていた