二重人格シンデレラ
「王族はみんな似たり寄ったりなんだな。」

「ああ。」

「いつの間にそんな仲良くなったのよ....。」


リュカの言葉に賛同するウィルと

半端なくハイテンションになっているお母様


『....あ。』

「シリル?」

『そろそろ時間みたいだ。』

「そう...。何だか不思議な感じね、もう1人の自分だった人を看取るなんて。」

『看取るって言い方は何か違う気がする。』

「正しくは成仏、だな。」

「うるさい、黙りなさい。リュカ。」

「何で俺にはそんな厳しいんだよ。」

「二人ともちょっと静かに。」


そうウィルが言うと

しばらくしてシリルの

身体が白い光に包まれた

シリルは笑って私を抱き締めた


「...~っ!」

『__________』


その時に何か言ったのだけど

聞き取れなかった
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