先生と乙女座の恋★~秘密の恋事情~

私は先生の手によって顔を上に向かされた。

『下向きすぎで………って――』

先生は私の顔を顔をジーと見て…



『――なんで


そんなに赤いんですか?』


質問を投げかけてきた。


「―――ッ!!」


私は焦り、なんとも言えないような顔で先生の目を見る。

―――

先生も私も、無言のまま互いに見つめ合う。

先生の目は、いつの間にか真剣なものへと変わり、私は少し動揺した。


先…生……

真っすぐなその視線は、私を惑わす。


なんで

そんなに真剣なの…?

いつもみたいに

からかわないの……?


先生…

変 だよ……?


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