先生と乙女座の恋★~秘密の恋事情~
私の顔は熱くて、どっかに顔をぶつけたかのように真っ赤だった。
見つめてくる先生の視線を意識してしまい、頭が混乱する。
私はそれに堪えきれなくなり
フッ…
と目線を外し、先生から顔を背けた。
恥ずかしい…ッ、
私はいっぱいいっぱいで、本当はこのままこの場から逃げたしたいくらい引け目だった。
それでも、今もなお私を見ている先生を視界の片隅で微かに感じ、それが私の羞恥を煽る。
いいかげん 他のもの見てよ…
こっち、見ないでよ…ッ、
なんか…しゃべってよ
言いたいことはいっぱいあるけど
どうしてもそれを言葉にして言うことができない。
じれったくて
いろんな気持ちがうごめく。
――先生……