先生と乙女座の恋★~秘密の恋事情~

私はまた先生の方に体を向け、向き合って座る状態になった。

…先生

やっぱりカッコイイ……

そんなことをふと考えながら、私は先生の眼鏡へと手を延ばした。

カチャ…という音と共に先生の顔から眼鏡が外れ、先生の視界がよけい広がる。



いつも眼鏡を付けている先生と
今みたいに付けてない先生

どっちも同じ先生なのに

少しだけ印象が変わってしまう。



「……先生、眼鏡外してもカッコイイですね。」

やっぱりかっこよさは変わらない。


私は小さくクスっと笑ってしまった。


先生の目元も少しだけ、緩んだきがした。

その時…

先生にいきなり手を引っ張られた―




………――――――――えっ




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