先生と乙女座の恋★~秘密の恋事情~

毎日のように

朝は太陽が昇る


カーテンから差し込む光が眩しくて
顔をしかめる。

鳴り響く目覚ましを止め、

なかなか開かない目を手でこすりながら、ベッドから立ち上がった…。



鏡を見れば…

「目…、赤いなぁ…」

泣きすぎたせいと、睡眠不足のせいで
目が少し腫れ、赤くなっている。

少しの間、鏡を見つめ…


………よし、



両手を頬にあて、勢いよく

―パン!!

頬を叩いた。


「…いったぁー」


自分でやっといてなんだけど

かなり痛い…。

うっすら涙が出てきた。


でも、


「よし! ガンバろっ!」

鏡にうつる自分は、さっきより明るい表情になれた気がした。


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