先生と乙女座の恋★~秘密の恋事情~



………………はっ?


わたしは声のするほうへ真っ先に顔を上げた。

「暇っしょ♪?」
「俺らとどっかいかない?」


はぁあ~?!




目の前にいる男達の姿を見ただけで、わたしは口を開けたまま固まってしまった…。


見た目からわかるようにチャラく、下品な声色。
趣味の悪いグラサン、過度のタバコ臭。 下ろし過ぎたとツッコミたくなるぐらいの腰パン。


カッコつけてるつもり?!



わたしはその場からすぐさま立ち上がり

「暇じゃないんです!!」


来たほうとは逆の道へ向かい足を進めた…


が、


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