先生と乙女座の恋★~秘密の恋事情~
―――――――――
『さぁて、着きましたよ。』
先生は足を家の前で止め、ここです!と説明すると、自分の鞄から鍵を取り出した。
先生の家は、、この場に不釣り合いなぐらい白く大きな一軒家。
大きいってのは嘘じゃなかったんだなぁ~っと先生の家を何度も見回しながら、そう実感していた。
先生はさっき取り出した鍵を、鍵穴にさし、慣れた手つきで鍵を開けた。
―ガチャ、
っと音がすると軽やかにドアを開け、先生は私を手招きをする。
私は少し躊躇しだか、ドアの横で私が入るのを待っている先生が『大丈夫だから』と言って、また笑顔を向けたので、私は少しだけ…そんな先生の優しさに甘えようと、ゆっくりと家の中へ入って行った…。
――――
中へ入れば、一足先に私より先に入った先生が、そっと私用のスリッパを出して、私に視線を向けてた。
そんな視線に気づいた私は、
小さく、
「……………ありがとう、…。」
と呟き
先生は『いえいえ』とまた微笑んだ。
そして私は、案内されるがままに、部屋へと連れていかれた。