先生と乙女座の恋★~秘密の恋事情~
『学校での私も本物。
今の私も、本物ですから。』
先生は悪びれもなく言葉を繋いできた。
…………あぁ、そうですか。
私は少し呆れギミに先生を見つめた。
先生はそんな私を見て目を細めて微笑み
私に顔を近づけてきた。
……う゛っ…!
いきなり近づいてきた先生の顔に、驚き
半分で私は黙り込んだ。
…………綺麗な、肌…。
近い先生の顔があまりにも綺麗で、私は少し、見とれてしまった。
整った顔のパーツ、
薄い唇、
綺麗な二重(フタエ)、
適度に長い睫毛、
今まであんまり気にもとめなかったけど……先生って、……カッコよかったんだ…―
私がボーっとしていると、
先生が浅く笑った。
『……でも
こんな姿を見せたのは、
アナタが初めてですよ。』
――ニコっ、
そして私を斜めから覗き込むように見てきた。