先生と乙女座の恋★~秘密の恋事情~
―かぁあぁっ!!
私の顔がまた赤く染まる。
この教師、完全に私で遊んでるっιι!!!
私は眉間に皺を寄せ、唇をキュッと締めめ、先生を睨む。
しかし先生はものともしないように、余裕の笑みを浮かべてきた。
私は軽く溜め息をつき、
「…………先生、」
『はい?』
「………性格悪すぎです。」
反対に達が悪い…
先生の意外な性格に、少しの戸惑いと憎たらしさで苛立つ心でいっぱいになる。
下から睨みこむ私を、先生はその目から逸らすこともなく、私の目を見て、また軽く笑った。
―ニコっ、
『性格捩曲がってますから』
「―――……………………………」
“自分で言うか!?”とツッコミそうになったが、そんなことを堂々と言ってくる教師にあっけにとられた私は、唇の端をぴくぴく動かしながら、返す言葉もなく、無言のまま固まってしまっていた……