先生と乙女座の恋★~秘密の恋事情~
『おはようございます』
「……あっ、お…おはようございますっ!」
笑顔で言ってくる先生に、私は慌ててあいさつを返す。
太陽のせいなのか
先生の笑顔がいつも以上に輝いて見えた。
『やっとお目覚めですね』
先生は呆れた顔で『私何度も呼んだんですよ』っとわざとらしい溜め息をついた。
私は体に少しの力を加え上半身だけを起こそうとした、すると
―バザっ…
っと、さっきまで私の体に掛かっていた毛布がベッドから下に落ちた。
あっ、と思い手を伸ばし拾おうとすると、先に反応した先生が静かに拾い、ベッドの上に置いてきた。
『そろそろ朝ごはんにしましょう。櫻井さんのも準備しましたから』
先生はニコっと笑顔を向け、私を手招きしてする
私はそれに軽く返事をし、ギシ、っと小さな音を出し、私はベッドから立ち上がった…