先生と乙女座の恋★~秘密の恋事情~
私は少しだけぶーたれた顔で着替えを済ませた。
先生から借りた服……
袖も長く
裾も引きずってしまうぐらい長かった
先生が男で、大人の人だということをより実感した
私の体にはブカブカで、何回か折り目がついてしまってる。
一応…畳んではみたものの………
家で洗ってから返したほうがいいのかな……?
私は口に手を当て、ぅ~んと考える。
………………洗いますか、
私は自分の鞄を手に寄せ、鞄の中へ入れようとした………――――
その瞬間、
『わざわざ洗わなくても大丈夫ですよ』
―!!!!
サッ!と後ろを振り向けば壁に手をつきながら私を見ている先生がいた。
「…………び、ビックリ させないでください…」
胸に手を当て、軽く先生を睨む。
すると先生は
『すいません』
と、なんの悪びれもなく、謝りの誠意を感じられないような笑みを浮かべた。
全然、全然!謝る態度じゃないしっ!!