先生と乙女座の恋★~秘密の恋事情~
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――ガチャ…
家に着き、ドアに掛けられているカギを私はしっかりと閉めた。
靴を脱ぎ、側にあるスリッパに履きかえ、そのまま自分の部屋へと足を進める。
止まることを知らないロボットのように、一目散に部屋に向かうい、階段を音を立て上った。
誰もいない家…
音一つがとても響く…――
でも そんなのどうでもいい、
揺れ動く髪が顔に当たり 邪魔、
そんな小さなことにだって今の私はイラだってしまう
バンっ!とデカイ音を立て、自分の部屋の中へと入った。
持っていた鞄を床に投げ捨て、ベッドへと横たわる。
―はぁ…
ため息をつく。
そして、額に腕を置き、ゆっくりと瞳を閉じた。
視界が どんどん暗くなっていく……―
何から考えていいのか ワカラナイ…
ただ一つ思うのは……
――――― “ ムカつく ”
って ことだけ……