先生と乙女座の恋★~秘密の恋事情~

「先生っいつになったら話聞いてくれるんですか!?」
詰め寄るように彼女。

『まぁ近々聞きますから。』

先生はそれを笑顔で軽く返していく。

彼女の真剣さをあっさりスルーしてるよ……ιι
なんとなく呆れてしまう。

彼女は不満そうな顔で、ふと今まで先生に向けていた視線を私に移した。

――!

突然のことで少し目を見開く。

「櫻井…さん……?」

今まで私に気づいていなかったのか、彼女は途切れ途切れに言う。

私は無言のまま、困惑した表情で彼女を見た。
そして小さく愛想笑いで彼女に手を振る。


それを見た彼女は………






――キッ!!!

ものすごい形相で私を睨みつけてきた。




―――ιι!?!?

な なんなのっιι!?



< 83 / 226 >

この作品をシェア

pagetop