先生と乙女座の恋★~秘密の恋事情~

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思いだしただけでもイヤになる
考えるだけで イライラしてしまう。

彼女の甘えたような声が耳から離れない、先生に近づく彼女自身がムカついてしかたない。


先生の………

先生のあの言葉が 忘れられない…。


ウソだと分かっているのに。
どこからどこまでがウソで、どこからが真実なのかワカラナイ…っ、

もとより先生の言葉にウソなどあったのだろうか…

手伝いをしていた というところは彼女を騙すためのウソ

じゃあその後は…?

私に手を差し延べてくれたのは 単純に近くにいただけだから?

深い理由なんてなくて ただの興味本位?

あの日………

あの日一人で夜いたのが私じゃなくても先生は…手を延ばしていたの?

その子を準備室に入れたの…?

コーヒーを 入れてくれたの……?



それは………1人の教師として――。


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