君のキスはミルク味【短】


「ねぇ!」




帰り道、あたしは前を歩く隼人を呼んだ。




あたしの声に、隼人はやっと歩調をあたしに合わせてくれた。




でも、あたしが言いたかったのはそんなことじゃなくて…










「隼人、好き!」









あたしは何度目になるか分からない告白をした。




言ったあと、あたしは隼人を見上げた。










すると、隼人はふっと笑ってあたしにキスをした。





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