君のキスはミルク味【短】
「もう!」
あたしが隼人の後ろ姿に向かって言うと、隣に立っていた朝倉心が言った。
「朝からあつあつだね~!
学校以外で何してるのか非常に気になりますな♪」
そう言ってにやにやしている。
「もう!
朝ちゃんもからかわないで!
朝ちゃんだってラブラブじゃんか!」
あたしの言葉に、さっと朝ちゃんの顔が赤面した。
…かわいい!
赤面する朝ちゃんを見ると、あたしはいつもからかってしまう。