美しい鏡
2章
由佳side
そんなころ私達の間で“鏡”が流行った。
ただの鏡じゃない。
真実を言ってくれる。魔法みたいな“鏡”
クラスでも、買っている人は非常に多かった。
びっくりする具合に。
売っていたのは“among”という会社。
ネットショッピングのなかでも、有名なところだ。
「由佳ー由佳はさあの鏡買わないの?
ほんとに結構がちで当たってるし!!
ほんと由佳買わんのもったいないにまじで、w」
『うーーん』
結局美樹が自殺した際、鏡が割れているのはなんでかという不自然な事から
事故じゃないかとかいろいろ言われたけど
結局自殺になった。
友達が、“鏡”の原因が高いのに
鏡なんて見たくもないし、当然買いたくもなかった。
『お金ないからなぁー』
安定のこの言葉。
「えー!でも由佳バイトしてんじゃん!」
そうきたか。自分の友達なのに答えるのも面倒くさい。
『私、、いろいろ欲しい化粧品とかポーチとかバックとかいろいろ欲しいもんあるし?』
「そっか………(´・ω・`)」
友達、南はこの時の顔はとても可愛くて
なんでも許してしまいそうになる。
可愛すぎる。