君に届けた春風
奈津はお墓を見ると花がたくさん飾られていた
高屋「俺の親友で和美の幼馴染だった。
親友は、いじめをうけていたんだ。俺も和美も何もできなかった。でも、隠れて俺と和美は親友に会いに行って、学校のヤツ等に隠れて親友と遊んでたんだ。俺、和美を好きになって、思いを伝えて付き合い始めた時、親友にも知らせようと俺1人で行った。そしたら親友も和美が好きな事を俺に告ってきた。
俺…和美と付き合ってる事言えなかったんだ。
大事な友達だから、知られるのが怖くなって。
もし、知らせたら今までの仲が終わってしまいそうで怖かったんだ。
和美には、適当に話して親友には内緒で付き合って。ずっと秘密の関係でいたんだ。
ある日。いつものように親友と待ち合わせをしてる時、ついキスしちまって。親友に見られたんだ。俺、親友に殴られた。
ちゃんと謝ろうと思って次の日こいつの家に行ったら、部屋で一緒に寝てるこいつと和美を見てしまったんだ。
俺は、どういうつもりだ?って親友にくいかかった。
親友は…ごめん。としか言わなかった。
和美は何も言わず、俺に背を向けたままだった。
本当は親友と和美は両思いだったんだ。バカだよな…オレ。」ふっ。と苦笑いした
奈津は黙って聞いてるしかなかった。
高屋「俺は、ガキだった。苛ついて、学校でいじめをうけるあいつを一緒になって笑った。
復習しているかのように。
ある日、親友は体育館倉庫に閉じ込められて、俺は、こっそり開けに行ったんだ。
俺は、あの時の腹いせにあいつを殴った。
何度も、何度も…
親友は、もう終わりか?って死んでるような目で言ったんだ。
俺は胸ぐらを掴んだ手を離した。
親友は、俺に言った。和美が妊娠してる。って
でも、俺らはまだ中学生だし。どうにもできなくて。和美は中絶したんだ。
親友はその後も殴られたり蹴られたりしていじめをうけてた。
ある日、殴られて平気な顔した親友に聞いたんだ。なんで、おまえはそんなに強いんだ?って。そしたらアイツは言った。
強くなんかねぇよ。でも、和美のお腹の子が死んだ事を思えば耐えられる。って。
俺は、自分が情けなかった…アイツがかっこ良くて…俺は和美と親友の仲を応援したんだ。
いつの間にか俺らは、笑い合っていつも通り仲直りしてた。
でも、冬休みに入る頃…俺の家に親友からの手紙が届いた。
なんで、メールじゃないんだ?って。不思議に思った。
手紙には、俺と親友になれたこと、和美を愛せたこと。学校の奴らに隠れてこっそり会ってたこと。ケンカできた事。全てに対してありがとう。って書いてあった。俺、急いで親友ん家に行ったんだ。そしたら親友の親たちが泣きじゃくってて。そしたらアイツ…自分の部屋で首吊って死んでた。俺は、いじめを許せなくなった。悔しかった…
だから、俺はもう。大事な人をなくすのが嫌になった。もう。大切な人をなくしたくなくて…
ずっと。皆平等に接して、困ってる人を助けてたんだ。
だから、あの時。水月の事も助けた。
俺、高校で水月と再会できて嬉しかったんだ。
元気だったんだぁ…って。ずっと水月の事、気になってて、親友と同じ道を選んでなきゃいいな。って思ってたから。」
ふと奈津を見ると高屋は目を見開いた。
奈津は涙をポロポロ流しながら泣いていた。
高屋は、奈津の頬を流れる涙をそっと拭き取る
高屋「なんで、おまえが泣くんだよ…」
奈津「だって…だって…」
奈津は高屋に抱きついた。
奈津「ありがとう…話してくれて…」
高屋「水月…」優しく腕を回し、奈津の頭を撫でる。
高屋(熊井…。紹介するよ。俺が今、惚れてるのは…水月奈津だ。俺…こいつを守りたい
…)高屋は心の中で、死んだ親友に伝えた。
しばらく、2人は抱き合っていた。
高屋「俺の親友で和美の幼馴染だった。
親友は、いじめをうけていたんだ。俺も和美も何もできなかった。でも、隠れて俺と和美は親友に会いに行って、学校のヤツ等に隠れて親友と遊んでたんだ。俺、和美を好きになって、思いを伝えて付き合い始めた時、親友にも知らせようと俺1人で行った。そしたら親友も和美が好きな事を俺に告ってきた。
俺…和美と付き合ってる事言えなかったんだ。
大事な友達だから、知られるのが怖くなって。
もし、知らせたら今までの仲が終わってしまいそうで怖かったんだ。
和美には、適当に話して親友には内緒で付き合って。ずっと秘密の関係でいたんだ。
ある日。いつものように親友と待ち合わせをしてる時、ついキスしちまって。親友に見られたんだ。俺、親友に殴られた。
ちゃんと謝ろうと思って次の日こいつの家に行ったら、部屋で一緒に寝てるこいつと和美を見てしまったんだ。
俺は、どういうつもりだ?って親友にくいかかった。
親友は…ごめん。としか言わなかった。
和美は何も言わず、俺に背を向けたままだった。
本当は親友と和美は両思いだったんだ。バカだよな…オレ。」ふっ。と苦笑いした
奈津は黙って聞いてるしかなかった。
高屋「俺は、ガキだった。苛ついて、学校でいじめをうけるあいつを一緒になって笑った。
復習しているかのように。
ある日、親友は体育館倉庫に閉じ込められて、俺は、こっそり開けに行ったんだ。
俺は、あの時の腹いせにあいつを殴った。
何度も、何度も…
親友は、もう終わりか?って死んでるような目で言ったんだ。
俺は胸ぐらを掴んだ手を離した。
親友は、俺に言った。和美が妊娠してる。って
でも、俺らはまだ中学生だし。どうにもできなくて。和美は中絶したんだ。
親友はその後も殴られたり蹴られたりしていじめをうけてた。
ある日、殴られて平気な顔した親友に聞いたんだ。なんで、おまえはそんなに強いんだ?って。そしたらアイツは言った。
強くなんかねぇよ。でも、和美のお腹の子が死んだ事を思えば耐えられる。って。
俺は、自分が情けなかった…アイツがかっこ良くて…俺は和美と親友の仲を応援したんだ。
いつの間にか俺らは、笑い合っていつも通り仲直りしてた。
でも、冬休みに入る頃…俺の家に親友からの手紙が届いた。
なんで、メールじゃないんだ?って。不思議に思った。
手紙には、俺と親友になれたこと、和美を愛せたこと。学校の奴らに隠れてこっそり会ってたこと。ケンカできた事。全てに対してありがとう。って書いてあった。俺、急いで親友ん家に行ったんだ。そしたら親友の親たちが泣きじゃくってて。そしたらアイツ…自分の部屋で首吊って死んでた。俺は、いじめを許せなくなった。悔しかった…
だから、俺はもう。大事な人をなくすのが嫌になった。もう。大切な人をなくしたくなくて…
ずっと。皆平等に接して、困ってる人を助けてたんだ。
だから、あの時。水月の事も助けた。
俺、高校で水月と再会できて嬉しかったんだ。
元気だったんだぁ…って。ずっと水月の事、気になってて、親友と同じ道を選んでなきゃいいな。って思ってたから。」
ふと奈津を見ると高屋は目を見開いた。
奈津は涙をポロポロ流しながら泣いていた。
高屋は、奈津の頬を流れる涙をそっと拭き取る
高屋「なんで、おまえが泣くんだよ…」
奈津「だって…だって…」
奈津は高屋に抱きついた。
奈津「ありがとう…話してくれて…」
高屋「水月…」優しく腕を回し、奈津の頭を撫でる。
高屋(熊井…。紹介するよ。俺が今、惚れてるのは…水月奈津だ。俺…こいつを守りたい
…)高屋は心の中で、死んだ親友に伝えた。
しばらく、2人は抱き合っていた。