魔王にだって家族はいます!
シュバッ!


一瞬にして姿を消した。


良しこれで少しはガルにも自由にしてもらえるだろう。そう思ったその時、


「魔王様!勇者とその一行がやってきました!」

「はぁ?」

このタイミングで勇者きちゃう?今ガルが外門に向かってるんだよ?


そこで勇者の鉢合わせしたら確実に襲われるよね・・・


「今すぐ軍隊を出せ!勇者どもをこの城に近づけるな!そしてガルを見つけしだい城の中に戻るよう伝えろ!私は魔王龍 ベエルゼに乗って応戦する!いけっ!」

その言葉と共に全ての魔族が動きだした。

「くそっ!ガルを傷つけさせるものか、」


それだけが動機だった。
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